リタイア生活~ロングステイの地を求めて

60歳でリタイア、快適なロングステイの地を娘と探しています。
暖かい時期はブルガリアに滞在、寒い時期は日本で暮らしています。
足腰の丈夫なうちに海外旅行も楽しみたいと思っています。

2017年07月

買い物に行くバスの車窓から見えるバズルジャ(Buzludzha)山。
その尾根に廃墟になったブルガリア共産党本部の建物、シプカ峠のモニュメント、風力発電の風車が見えます。
行きたいと思っていた山へ行くことが出来ました。
出発の様子は共産党本部と英雄の祭典1
ブルガリア共産党本部(廃墟)は共産党本部と英雄の祭典2をご覧ください。

 伝説的英雄”ハジ・ディミタル”の149回記念日祭典

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バズルジャ(Buzludzha)山の記念碑。人の3倍はある大きな像です。
”ハジ・ディミタル”は1868年オスマン・トルコの支配に反対して民族蜂起した部隊の先頭に立ったことで知られているブルガリア人なら誰でも知っている伝説的英雄のようです。
祭典は司祭さんのお祈りから始まりました。
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最後に献花がありました。献花している人は戦いに参加した部隊の制服を着ているようです。
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山の中のこのような所に籠って戦ったという様子が分かるような小屋と炊飯の様子が展示されていました。
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町から離れた山の記念碑前に随分沢山の人が集まりました。
式が終わると閉会の辞があるわけでもなく何となく、三々五々に解散。
日本と違い何となく終わり何となく解散になります。

 表彰式

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その後、記念碑の下の公園前で表彰式が行われました。中央の女性がカザンラク市長。
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英雄と一緒に戦った部隊の人(もちろん子孫)がその時の衣装を着て、式典に参加。表彰を受けました。

 羊肉ともつのスープ

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最後に羊肉ともつを煮込んだスープとパンが振舞われました。
このスープはクルバン・チョルバ (Курбан чорба / Koorban chorba) と言って、災いや病を避けるための生贄(クルバン)にしたひつじで作る、羊肉ともつのスープ(チョルバ)です。
濃厚で深みのあるスープで、ブルガリアの少しパサパサのパンと良く合いとても美味しかったです。

心もお腹も一杯になった楽しい楽しい一日でした。

 ブルガリア共産党本部(廃墟)

いつも買い物に行く時にバスの車窓から、バズルジャ(Buzludzha)という山が見えます。。
その尾根に今は廃墟になったブルガリア共産党本部のUFOのような建物、シプカ峠のモニュメント、風力発電の風車が見えます。
機会があってそこへ行くことになりました。出発の様子は共産党本部と英雄の祭典1をご覧ください。
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元ブルガリア共産党本部の建物です。
1981年から1991年まで使用された本部ビルで記念碑的建造物として保存が期待されているのですが、修復維持の予算が確保できないという理由で放置されています。廃墟マニアの間では有名な建物だそうです。
山の中腹から歩いて30分程で着きました。もっと荒れているかと思っていましたが周りは整備されていて、建物の周りを歩くことが出来ます。
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下から見ると宇宙船のようです。
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南側に周って見た塔と本部ビル。いたずら書きがここにもあるのは残念です。
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尾根の東側には沢山の風力発電の風車が沢山。
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山の下の瓢箪形(サングラス形)に黒く見えるのがコプリンカ湖です。

 シプカ峠

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尾根を西側に歩いて行くとシプカ峠が見えてきます。真ん中の白い塔がモニュメントです。
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もう少し近づいた写真です。シプカ峠のモニュメントが見えます。
あの下に私達が住むシプカの町があります。
あの峠から、この廃墟までトレッキング出来るそうです。

 ハーブ

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中腹の”ハジ・ディミタル”記念碑に行く途中、この黄色の花と紫の花を摘むブルガリアのおばさん達が沢山いました。
ハーブティーにすると教えて頂きました。
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帰りにスーパーで見るとこの黄色いと紫の花でした。

この後、ブルガリアの伝説的英雄”ハジ・ディミタル”の蜂起149年目の記念日祭典に行きます。

 元ブルガリア共産党本部(廃墟)

私達の住む町(シプカ)からカザンラクの町まで週1回バスで買い物に行きます。
車窓からバズルジャ山頂に元ブルガリア共産党本部の建物が見えます。
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(車窓からの写真で見にくいのですが)真中ほどの山の上の細長い塔と円盤のような建物です。
今は廃墟になっていますが、廃墟マニアの間では有名だそうです。
一度見に行きたいと思っていたのですが、機会がありませんでした。

 英雄”ハジ・ディミタル”の記念祭典

149祭典左のようなポスターを見て、調べてみました。


7月15日11:00
第149回記念日祭典
バズルジャ山の記念碑前

カザンラクホテル前9:30バス出発
往復4Lv(約252円)


”ハジ・ディミタル”はブルガリアでは伝説的英雄。
1868年オスマン・トルコの支配に反対して民族蜂起した部隊の先頭に立ったことで知られている英雄です。

バズルジャ山頂には廃墟ブルガリア共産党本部もあります。



 バスでバズルジャ山へ


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7月15日(土)9時集合場所に到着。
海外では(日本と違い)案内板なし、案内人なしが普通。今日も臨時バスに乗れるか心配していたのですが、集合場所と思しき所に行くと、リックをしょってスニーカーの人が沢山集まっていました。皆やる気満々、盛り上がっています。
9時過ぎにバスが到着。大型バス2台とマイクロバス1台で出発。
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山頂の宇宙船のような共産党本部が大きく見えてきました。
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風力発電の風車も近くに見えてきました。
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記念公園前に到着。バスは急な坂をどんどん上り、約30分程で着きました。
いつも下から見ていた山の上に来ることが出来感激です。
式典まで1時間ほど時間があるので山頂の廃墟を目指します。

 ブルガリのお米

ブルガリアにはお米があります。
日本のお米ほど透き通ったもちもちのものは望めませんが、おにぎりが握れる程度のものはあります。
日本に帰るとお米のおいしさ、透明さにびっくりします。値段も高いですが。
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ブルガリアのスーパー・カーフランドのお米です。上のような袋に入っています。
種類が沢山あります。値段も1Kg1Lv~3Lv (約63円~189円)。
この中からふっくらして、粒がそろっていて、透明なものを見て選びます。
ブルガリアではミルク煮、野菜に詰めたり、野菜で包んだりしてお米を使います。

 ブルガリの豆

ブルガリアではスープに入れたり、野菜に詰めたりして豆も使います。
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こちらは豆の棚。1Kg1.5Lv~4Lv(約95~252円)。白インゲンやうずら豆に似た豆もあります。
寒い時はペチカの上に鍋をかけておけば豆が煮えるので、豆の甘煮が食べられます。
こちらの人は豆の甘煮は食べませんが。

 スーパーで買ってきたお惣菜

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左がパブリカに豆を詰めたもの、1.99Lv(約125円)。肉やコメを詰めたものもあります。
右が葡萄の葉で米や肉を包んだもの、0.54Lv(約34円)。サルミとよばれています。キャベツで包んだものもあります。葡萄の葉の香りがご飯にしみこんで美味しいです。
結構油分が多くこってりしていますので、これにサラダを加えると日本人には充分な量でお腹が一杯になります。

 ジャンキとリンゴ

ブルガリアでは摘果(形が良く大きな果実を収穫するため不要な果実を間引く)ということをしません。
気候が良いのでしょうか、肥料をあげたり、殺虫したりしなくても水だけで大きくなります。
果物もなり放題、文字とおり鈴なりに実がなります。
道になっている実は食べてもOK。枝が道に出ている実もOK。
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ジャンキ(Джанки)が熟してきました。Джанкиで調べると、紅葉スモモ。
赤い実も黄色い実もあり、食べてもコンポートにしても美味しいです。
主にラキアというアルコール度の高い蒸留酒の原料になります。
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赤い実のジャンキ。
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リンゴも鈴なり。枝が実の重さで垂れ下がっています。
昨年は9月末にブルガリアを離れる時にはまだ熟しておらず、食べられませんでした。
今年はどうでしょう?

 きゅうりも豊作

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きゅうりも5本なっています。
毎日収穫出来るので、買わなくても済むようになりました。
採りたては何といっても新鮮で美味しいです。

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