ブルガリアでは多くの家庭に葡萄棚があります。
この季節になるとDIYの店にはワイン作りの道具が並びます。

 ワイン作りの道具

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店に飾られたワイン作りの道具。
葡萄搾り器、樽。糖度計、コルクなどの小物。
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葡萄搾り器も電動のものから手動のものまでいろいろ。
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葡萄の柄が可愛い手動の搾り器。
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木製のお洒落なもの。
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樽も大小さまざまです。

 大家さんのワイン作り

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これは去年の写真ですが、大家さんのワイン作りのものです。
筒状のところに葡萄を入れ、その上に蓋をかぶせ、真ん中の黒い棒の先のハンドルで絞めていきます。
すると、葡萄ジュースが周りの穴から出てきます。
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葡萄ジュースはこのバケツで2杯、20Lとれました。
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これを濾します。糖度を測ったところ、21-2度でした。飲んでみるととても甘かったです。
これを瓶に移して、発酵させます。1-2ヶ月飲めるそうです。
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ケーキのようになった搾りかすからは、ラキア(蒸留酒)を作ります。
搾りかすに水を30Lと砂糖を9Kg加えて発酵させます。予定では、1ヶ月程してから蒸留し出来上がりです。

 私達のワイン作り

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手作業ですが、昨年私達もワインを少し作りました。
もうすぐ日本に帰るので、早く発酵させるため葡萄をつぶしそのまま発酵させました。
2-3日でかなり発酵、泡が沢山できて上の方に皮と実が上がって来ました。
アルコールのいい匂いがして来たので、味見。搾って出来上がり。
急速に発酵させたので、ちょっと心配でしたが、とても濃厚でフルーティーで美味しかったです。
市販のものより、自分で作ったほうが断然美味しい。
少量だったので、発酵止めはせず、冷蔵庫へ。冷蔵庫に入れておいてもどんどん発酵が進みます。
最後はアルコール度が随分上がり、少しで酔いました。
今年もまた作ろうとブドウが熟すのを楽しみにしています。

※これはブルガリアでの話です。日本では自分で作ると罪になるそうです。