リタイア生活~ロングステイの地を求めて

60歳でリタイア、快適なロングステイの地を娘と探しています。
暖かい時期はブルガリアに滞在、寒い時期は日本で暮らしています。
足腰の丈夫なうちに海外旅行も楽しみたいと思っています。

タグ:ブドジャ(廃墟)

 4月から9月はブルガリア、10月から3月は日本で暮らしています。
ブルガリアの田舎町シプカで6ヶ月の滞在、のんびり暮らすような旅を楽しんでいます。

 8月も下旬になりました。秋のような天候でしたが、急に残暑が厳しくなってきました。
ブルガリア人の友達が近郊のコプリンカ湖に連れて行ってくれました。
待ち合わせは私達が住む町シプカからバスで30分程のカザンラクの街のチシマ(水汲み場)前です。

 日本人女性の像

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待ち合わせまで時間があったので、町の中心街を歩きました。久しぶりにこの像の前を通りました。
「日本人女性の像」は 2015/17/06カザンラク市により建立 されました。カザンラク市におけるバラ祭りの一環行事として、「日本人女性の像」 の除幕式が、在ブルガリア日本国大使の小泉大使も出席して開催されました。 この像は、カザンラク市の名誉市民である彫刻家・故ドコ・ドコ フ氏の最後の作品です。
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周りの街灯が楽器を持ち、オーケストラが演奏しているように見えます。
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ストリートの右はお店、左は緑の木陰になっています。
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木陰のベンチで休憩の人もいます。
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手前がインフォメーションセンター。
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奥がケバブの店です。

 ブルガリアの水汲み場 「チェシマ」

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噴水とバラをかたどったオブジェ。奥にチェシマ(水汲み場)が見えます。
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 ブルガリアにはミネラルウォーターが湧き出でる「チェシマ」と呼ばれる水汲み場があります。
町の中心にあるチェシマで水を飲んだり、ペットボトルに水を汲んだりしています。
 ここでブルガリア人の友達と待ち合わせ、コプリンカ湖へ車で連れて行って貰います。

 コプリンカ湖

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コプリンカ湖 は、ブルガリア中央部のバラの谷にある貯水池、ダム。 1944年に建設が始まり、1956年に竣工しました。湖にはコイ、 ヨーロッパオオナマズ、 チャブ、 ローチ、 シュナイダーなどが生息しています。
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綺麗な湖と青い空と白い雲。
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湖の水は澄んでいます。
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周りの林が湖に映っています。
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白い雲が湖に映り、爽やかな風が吹きます。
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向こう岸にはレストランやキャンプ場が見えます。
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平らな石を投げて波紋が2つ出来ました。
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ボートを漕ぎだしている人たちがいます。
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遥か向こうの山の尾根に塔と丸い建物が見えます。
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山の上にある旧ソ連時代にソ連とブルガリアの会談で使用した会議場、宿泊施設です。
ブルガリア語でブドジャ(БУЗЛУДЖА)という名前です。今は廃墟になっていて、廃墟マニアの間では有名な建物だそうです。
ブドジャ
2018年7月、建物の前まで行った時の写真です。まるで宇宙船のような元ブルガリア会議場の建物です。
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1981年から1991年まで使用された元ブルガリア会議場です。記念碑的建造物として保存が期待されているのですが、修復維持の予算が確保できないという理由で放置されています。廃墟マニアの間では有名な建物だそうです。
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綺麗な湖と周りの山、青い空、白い雲、涼しい風が吹きます。

残暑の折、ブルガリア人の友達にコプリンカ湖に連れて行って貰い、素敵な景色を楽しむことが出来ました。

ブルガリアの田舎町シプカで暮らしています。
4月から9月はブルガリア、10月から3月は日本で暮らしています。

新型コロナウイルスの影響で今年は8月中旬やっとブルガリアに入れました。14日間の自宅での自主隔離も終わり、ブルガリア生活が始まりました。
今年は残念ながらヨーロッパ旅行はあきらめ、近くの街カザンラクとコプリンカ湖を観光しました。

 カザンラクの街

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シプカからカザンラクの街へバスで行きます。カザンラクはバラの谷として知られる街、毎年6月にはバラ祭りが開かれ世界中から観光客が訪れます。
バスの車窓から、丸くロールにした牧草が見えます。冬を感じさせる眺めです。

 バラの谷のカザンラク駅

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国鉄カザンラク駅 ここから首都ソフィアまで3時間半。
カザンラクはバラの谷といわれる街で小さいピンクのバラ:ダマスクローズの畑が沢山あります。
このダマスクローズの花を摘んで蒸留し、ローズオイルを抽出、香水の原材料としてヨーロッパに輸出しています。

 ダマスクローズ

ダマスクローズ2
カザンラクの街の郊外には広いバラ畑が沢山あります。今年は6月にブルガリアに行けなかったので、昨年 バラ摘みをした時の写真です。
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少し小さめの可愛いピンクのバラです。
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摘んだバラを日陰干し。部屋中に良い香りが漂います。毎日上下を返します。
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ガクの部分に香りの素があるそうです。

 バラ公園

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カザンラクの中心から歩いて5分程のところにある広い公園です。
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冬の準備が始まりました。
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白い石、赤と緑のチップでバラの花の形が描かれました。
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ベンチも沢山あり市民の憩いの場になっています。
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バラ博物館
以前は街から離れたところにあったのですが、公園の中に移転し綺麗な建物になりました。
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カジノがあります。

 中央広場

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カザンラクの街の中心にある広場です。6月に毎年行われるバラ祭りの時は、舞台が作られ、沢山の人で賑わいます。
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噴水とバラのモニュメント
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水汲み場チェシマ
公園の端にミネラルウオーターが湧き出るチェシマと呼ばれる水汲み場があります。
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 バラ祭り

バラ祭り
オープニングセレモニー
カザンラク市長の挨拶。右のピンクのレイをした女性はバラの女王(中央)と準バラの女王(両側)です。
今年はバラ祭りも中止になってしまい、この写真は2017年のものです。
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広場前の大通りでバラ祭りのハイライト、パレードが行われました。
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民族衣装を着たフォークロアダンスの人達。
バラ祭り4
日本からも沢山の観光客が訪れました。
バラ祭り1

 インフォメーションセンター

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中でカザンラクの地図と案内をくれます。残念ながらブルガリア語のみ。
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福岡県宗像市とカザンラク市が姉妹都市になっています。毎年9月に福岡県宗像市でブルガリアフェスティバルが開かれているそうです。今までのポスターがインフォメーションセンター外に掲示されていました。
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ヤポンカ(日本女性)像
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2015年に作られた像です。在ブルガリア日本国大使夫妻がバラ祭りの時に訪れ、除幕式が行われました。

 コプリンカ湖

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ブルガリア中央部にある貯水池、ダム。 1944年に建設が始まり、1956年に竣工しました。カザンラクからトゥンジャ川を西へ7キロメートルのところにあります。
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市の中心から離れたところにあり、バスではいけないのですが、綺麗な観光地です。
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ブルガリアを東西に横切るバルカン山脈を背景にコプリンカ湖が綺麗です。
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 元ブルガリア共産党本部ブドジャ

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左上の山の尾根に煙突と丸い円盤のような建物が見えます。
1981年から1991年まで使用された元ブルガリア共産党本部ビルです。記念碑的建造物として保存が期待されているのですが、修復維持の予算が確保できないという理由で放置されています。廃墟マニアの間では有名な建物だそうです。
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2018年7月ブルガリアの英雄ハジ・ディミタル(Хаджи Димитър)の没後150年の式典があり、臨時バスがカザンラクのセンターから出ました。貸し切りバスで山の中腹まで連れて行ってくれました。バス代は往復で4Lv(約260円)。誰でも、日本人も乗れました。この写真はその時撮ったものです。
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まるで宇宙船のような元ブルガリア共産党本部の建物です。
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中は廃墟になっていて、入ることが出来ません。
2020年10月 アメリカの援助で修復が始まったというニュースを見ました。修復後また行ってみたい建物です。
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ゲオルギ・ディミトロフ像
ダムの近くに像が建っていました。ゲオルギ・ディミトロフは、ブルガリアの政治家。ブルガリア人民共和国の閣僚評議会議長、コミンテルン書記長、ブルガリア共産党書記長を務めた英雄だそうです。

今年は新型コロナウイルスの影響でブルガリア国外の旅行は出来ませんでした。
バラの谷で有名なカザンラクとコプリンカ湖を観光しました。

4月~9月までブルガリアのシプカという町で暮らしています。

ブルガリアの英雄ハジ・ディミタル(Хаджи Димитър)の没後150年の式典を見に行きました。
場所はブドジャ(УЗЛУДЖА(BUZLUDZHA))、山の上に見える元ブルガリア共産党本部の中腹にあるモニュメントです。
ブルガリア英雄の式典1から続きます。

 150年前の戦闘シーンの再現

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音楽とナレーションが聞こえ、戦闘シーンが始まりました。
英雄ハジ・ディミタル(ХаджиДимитър)1868年オスマン・トルコの支配に反対して民族蜂起を起こそうとした部隊の先頭に立ったことで知られています。緑の旗を持った人がハジ・ディミタル?と思われます。
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オスマン・トルコ(ブルーの服に赤の帽子)との戦いが始まります。
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辺りは火薬の煙で白くなるほど、赤い閃光も見えます。
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結局、部隊は全滅ーー。
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英雄ハジ・ディミタルは紛争の中で命を失いました。天使が現れたのか?
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戦闘シーンは終わり、思い思いに記念撮影。
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オスマン・トルコ軍の方も撤収です。
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式典が終わり、広場に戻ってきました。ブルガリアの旗や綿シャツを売るお土産屋さん。
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手作り靴下とバッグを売っています。

 羊スープの振舞いがありました

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広場の横には、大きな鍋が3つ。鍋の中身は羊のスープでした。司祭さんがお祈りを捧げ、スープとパンが振る舞われました。
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見た目は油ギトギトなのですが、食べてみると意外とあっさり。ブルガリアの少しパサパサのパンと良く合って、美味しかったです。
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広場の舞台では民族衣装の人達の唄や踊りが続きます。
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広場の木陰で休憩する人、舞台での歌や踊りを見る人、みんな楽しそうです。
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帰りのバスが待つ駐車場へ。道の途中で枝ぶりが変わった木が沢山ありました。
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これは人面樹?
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ブドジャ(廃墟となった元ブルガリア共産党本部)の下の道を通ります。
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カザンラクの町がはるか下に見えます。

今日は朝8時半シプカ発のバスに乗って、カザンラクへ。
カザンラクから貸し切りバスに乗って、英雄ハジ・ディミタルの没後150年の祭典に行きました。
150年前の戦闘シーンの再現を見たり、美味しい羊のスープを頂いたり、楽しい1日を過ごすことが出来ました。

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